就職活動。多かれ少なかれ、誰もが経験する迷いと決断の時期。
はじめは「自分は何がしたいのだろう?」と悩み、なかなか内定が出ないうちに「自分はどこへも就職できないかもしれない」と思い詰めてしまったりもする。ゆったり、まったりと生活してきた学生諸君にとっては、唐突に現実社会と向き合わされる非常に胃によくない活動、就職活動。人はどうやって仕事を選んでいるのだろうか。(文責:吉田直人)
本瀬陽介さん(27)は青山学院大学理工学部経営システム工学科というなんとも長い名前の学部で3年間(前年の成績で評価されるため)ずっと一番の成績で表彰され続け、現在は同大学大学院理工学研究科理工学専攻マネジメントテクノロジーコース博士前期課程、とさらに長い名前の研究室に在籍、来年の春には誰もが知っている大手メーカーへの就職も内定している。
「はじめは、何か“モノ造り”に関わりたいって思って就職活動をはじめました。そのうちに二つの方向、一つはSE。うちの学科の学生はそっち方面に行く人が多いんです。そして、もう一つは大学で専門に学んできたことを生かせる方向」と話す。
「大学では、企業活動全般(経営、生産、マーケティングなど)やITに関する技術、知識を学んでいます」。経営学部との違いは、数学やコンピュータを用いる点や企業の問題を解決するための技術に焦点があるところ。「そして結局そういった企業の経営管理に関わる仕事のほうに進むことにしました。仕事を決めた一番の理由はせっかく頑張って、一番の成績をとってきたのだから、それを生かしたいということです。あと強いて言えば『みんながSEになったらおもしろくないなー』という気持ちもあったかも」といたずらっぽく笑う。
“経営管理の仕事をするからには、できるだけ大きなフィールドで自分の力を試したい”大手の企業を選んで本瀬さんの挑戦は始まった。「でも、大手の企業というのは特に、今でも“年功序列”を重んじるでしょう? それがいつも不安だった。どんなに努力しても、面接でうまく話せても年齢は変えられないから」。
漫画にも滅多に出てこないような優秀な学生に思える本瀬さんだが、ずっと順風満帆にやってきたわけではない。高校を卒業して一年間フリーター、その後二年間の浪人生活を送って大学生となったという経験を持つ。「不採用の理由を年齢のせいにはしなかった」。
「浪人時代に甲本ヒロトの“楽しいと楽は真逆”という言葉を聞いた」。一度フリーターをした後に決意した大学進学。「自分は今、高校時代もっと勉強しとけばよかったな、と思っている。四年たったときに“勉強すればよかった”ってことだけは絶対に思わないことを目標にした」。
大学生時代の本瀬さんは週に5日バイトをして、バンドでドラムを叩いて、恋愛だって大切にして、それでも学部で一番の成績をとり続けた。昨年はバイクの免許も取得。ドライブやツーリングも楽しみ、友達との時間も大切にしている。時間の使い方が上手な人なのだ。そして学問にも遊びにも本気で興味と情熱を持っている。「就職したら、またバンドもやりたい」。
“楽をしたら、楽しくはないよ” その言葉が今日も、彼をつらくても楽しい日々へと歩かせている。
「“ふつう”というのは『ふつうはこうするじゃーん』のニュアンス。“定番”とか“マジョリティ”的なものを思い浮かべますね。私は人と違うことが好きなので、“ふつう+α”が目標。人としての下地はちゃんとしているんだけど、ありふれていないみたいな」。理想は“勉強ができる不良”らしい。
夏が過ぎれば、街ちらほらとリクルートスールに身を包んだ学生の姿が現れる。就職活動だけではない。後悔しないように、楽しく生きていきたいと誰もが願っている。「“楽しい”と“楽”は対極」。うーん、耳が痛いですね…。
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いつでも、どこにでも持ち歩いていく相棒。
買い換えしながら現在3台目。
調べたら14000曲収録されていた。
【略歴】1981年7月9日生 東京都府中市出身/東京都武蔵村山市在住 市立第六小学校→市立第四中学校→都立昭和高校→自由人→青山学院大学理工学部経営システム工学科→青山学院大学大学院理工学研究科理工学専攻マネジメントテクノロジーコース博士前期課程→某メーカー就職予定(地方工場への配属を恐れる日々)【家族構成】父母弟2人【血液型】A型【星座】かに座【趣味】ネット、読書、音楽【お気に入りスポット】バーミヤン昭島店【尊敬する人】甲本ヒロト、真島昌利【好きな食べ物】珈琲【嫌いな食べ物】なし!【好きなタイプ】目標を持って行動する人【嫌いなタイプ】目標を持たない人【子供のころの夢】野球選手【好きな芸能人】松本人志【座右の銘】「楽しいと楽は対極」












