株式会社エアデザイン株式会社エアデザイン
「自分のことをマイナーだと思っている、全ての人へ」

「あなたは、ふつうの人ですか?」。
現代においては、価値観の数だけ“ふつう”はあり、個人個人でその解釈にもギャップがある。つまり、誰もがマジョリティ(多数派)であり、マイノリティ(少数派)な存在になりうる。
『東京ふつうの人新聞』とは、そんな“ふつうの交換不可能な個人”を紹介していく、まったく新しいスタイルのWEB新聞です。そうすることで見えてくる、現代の「ふつうの人を再定義」していきます。

パリ 福永ゆずさん 画像

ゲイ地区として、ユダヤ人街として、そして世界のモード発信地パリの中心基地として有名なマレ地区。この街で空間デザインを学ぶ福永ゆずさん(25)、渡仏して3年が経とうとしている。(文責:保科時彦 パリにて)

「小さいころは絵本作家になりたかった。絵を画くのが好きだったが高校の頃から興味はグラフィックへと移っていった」という福永さんはやがて女子美術大学に入学して実はグラフィックが苦手なことに気が付く。「自然と平面の世界から3Dの世界に開眼」して空間デザインに道を決める。プロダクトデザインにもそそられているそうだが、その両方の要素を併せ持つ卒業制作の照明屏風(折りたたみ可能な大きな扇子状の照明、空間を仕切るのにも使える)が学科賞を獲得する。

それを持って単身フランスのインテリア専門学校エコール・ブルーにコンタクトをとり三年次編入の許可を得る。大学やエージェントを介しての交渉ではなく、自分で直接メールを送ったというのだから、その行動力は一筆に値する。留学生なんてほとんどいない学校で、フランス人に囲まれてフランス語のみで授業を受ける。初めは授業と言語で二重の苦労を強いられていたが、持ち前のポジティヴな性格と人当たりの良さで程なく環境に馴染むことができたという。

「環境にはとにかく恵まれていた。欲を言えば、先天的な才能が欲しいかな。あたしは努力タイプなんで」精神的にも体力的にもタフな福永さんだが、さすがにプレゼン前は徹夜に次ぐ徹夜でぐったりしていることもある。その集中力は先天的な才能のように思える。

今は学業の傍ら日本食レストランでアルバイトをしているが、「卒業したらフランスで最低一年は働く」を当面の目標にしている。「その時は商業デザインを中心とした仕事。そのためにフランスに来ているんだし、そうでなければ日本に帰って仕事する」そうだ。「フランス語は働くための手段で、それ自体が目的となることはないな。最終的には日本で働くつもりだし。フランス経験は仕事の足がかり」と語る調子からは、凛とした潔さと流されない強さが感じられた。

江國香織 ホリー・ガーデン 画像
座右の品

ホリー・ガーデン
(江國香織・新潮社)

限りなく現実に近い事柄で構成されているのに実態がなく、指の隙間からすり抜けていくような独特の世界観が好き。唯一何度も繰り返して読む作家。 浅田次郎も江國香織と対照的に登場人物がすごく人間臭くてその掛け合い、人間模様が面白く、飽きさせないところが好き。巧みだな、と思う。本人の人柄も好き。

プロフィール

【略歴】1981年10月31日生まれ 25歳 山梨県山梨市下井尻出身 フランス パリ3区マレ地区在住 山梨市立日下部小→同市立山梨北中→県立山梨高→女子美術大学芸術学部→アリアンス・フランセーズ→エコール・ブルー(3年次編入)→現在5年生在学中【星座】蠍座【血液型】O型【家族構成】父母姉妹【趣味】麻雀【好きな食べ物】【嫌いな食べ物】あんこ【お気に入りスポット】マレ地区(東京でいう代官山や恵比寿)【尊敬する人】父、レム・コールハース(建築家)【座右の銘】試練は越えられる者のみに与えられる【好きなタイプ】坊主全般。自分のことを表面だけでなく芯から理解してくれる人。だいたいそういう人はS【嫌いなタイプ】基本的な常識がない人【子どもの頃の夢】絵本作家。絵画き

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